2020/02/29

自我を保てなくなる瞬間の面白さ ─ 「悟空のきもち」予約編

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『1日外出録ハンチョウ』という漫画が好きだ。『賭博破戒録カイジ』のスピンオフ作品で、日常のリアルでツウな楽しみ方を知れる1話完結の最高の漫画。

悟空のきもちとの出会い

その『1日外出録ハンチョウ』の7巻に「夢遊」という回がある。「明晰夢をマスターする」という内容である。ハンチョウはこの明晰夢を使い、2〜3時間待ちは必至の行列店や夜の動物園など普段は行けないような場所に次々訪問していくのだが、その中の一つに「悟空のきもち」に行くシーンがある。

めちゃくちゃ気になる……

悟空のきもち」というサービスは、ハンチョウを読むまでまったく知らなかった。なんでも「絶対寝ちゃうヘッドマッサージ」 なんだとか。そして何と言っても予約が常に数ヶ月待ちは当たり前。そんな体験、絶対やりたい性分。

その日、予約を試みることに。

予約しよう

まず、行ける範囲内の原宿店・銀座店に絞る。

予約日を確認するが、まず空いてる日がない。京都店などを見ても、空いている日は本当に数カ月後レベル。毎月LINEでキャンセル待ちを通知しているらしいが、それすらも数分で埋まるレベル。とんでもない魔境。

何とか取れる方法は無いかと苦心していたところ、公式サイト限定でその瞬間にキャンセルが出たことを通知してくれる機能があった。

銀座店にキャンセルが出たところ

しめた、と。先にフォームを埋めておく。そして、「空席が発生しています」を見るや否や、送信ボタンをクリック!!!

が、おそらく同じことを考えている同士が何人もいるのだろう。無情にも「秒」で予約が埋まる。反射神経と回線速度の戦い。悟空のきもちライバルたちの壁、高え。

本気で予約しよう

もう、「マジ」になろう。

  • まずMacやPCを開く。スマートフォンは甘え。
  • 「銀座店パターンのフォーム画面」「原宿神宮店パターンのフォーム画面」をそれぞれ用意。
  • さらに予備としてそれぞれ同じウインドウ1画面ずつ、計4画面用意。
  • 各フォームをすべて埋めておく。
  • 空きが出た瞬間にその店舗の予約送信ボタンを押す。
  • 取れなかったら、即フォーム画面に戻り、再度必要事項を入力する。

このマルチウインドウ作戦で粘る。

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幾度となくチャレンジしては破れ。しかし諦めずチャレンジを繰り返す。そして、、、

予約完了!!

粘りに粘ること3時間。ついに「銀座店」の予約を取ることができた!!3時間ですよ…。

この戦いの中で、いくつかの学びがあった。もし予約を取る機会があったら試してほしい。

  • 「原宿神宮店」は本当にイカついくらい競争率が高い。
  • 23時〜24時の間は比較的予約が取りやすい。
  • 理由として、悟空のきもちには「当日キャンセル」「無断キャンセル」には今後の予約不可という厳しい罰則がある。
  • そのため、前日のギリギリまでキャンセルを引き伸ばしていた人が、泣く泣くキャンセルしにくる時間が23時〜が多い印象。
  • (ちなみに、この記事で初めて取った予約は3,4ヶ月前で、いま試しに空席予約してみたらあっさり取れた……やはり23時頃は狙い目)
  • ただ、コロナウイルスなどの影響もあるのかもしれない。

ということで無事予約が取れたので、次は実際に行ってみた「体験編」です。

追記200331: 体験編更新しました。

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