予定調整に革命が起こりました。
最近の推しサービスがありまして。それがcal.com。
cal.comは、自分の予定空き状況を第三者と共有するサービスで、予約や採用などの日程調整に使われることを想定されているみたいです。
これまでの予定調整
「予定調整って別にGoogleカレンダーでもできるじゃん?」っていうコメントが聞こえてきました。おっしゃる通りです。Googleカレンダーの予定調整はとても優秀で、同じ組織内のメンバーであればMTG参加者を選べば空き状況を自動的にサジェストしてくれます。
ただ、フリーランスなど外部のメンバーとの調整の時には使いづらかったり、その人のカレンダーの使い方次第では予定調整が面倒だったりします。その理由は以下の通りです。
カレンダー内のカレンダー
カレンダーを共有する機能もあるにはあるのですが、カレンダーの色分け(紛らわしいですが、カレンダーApp内のカレンダーを分ける機能)を使っているとそれぞれ共有しないと空き時間がわからない、とかがあります。
フリーランス、各社でアカウント持ってる問題
もう一つの問題は、フリーランスはいろんな企業と仕事する都合上、組織のアカウントを複数持つことが多くあります。事実、自分は今5つの組織アカウントを並行して持っています。
重複する枠を押さえる作業
では、今まではどういうふうに予定を調整していたかというと「ここは予定ありますよ」という枠(block)を各組織のアカウントで入れたりしていました。
ただ、各組織でその枠を入れるとこんなことになってしまいます。毎回手作業で追加するのがめちゃくちゃ非効率ですし、ミスも起こります。
これからの予定調整
これを解決したのが、cal.comでした。まずは実際の画面を見てもらったら早いと思います。
こんな感じで、自分の空いてる時間が一目でわかり、予約したい人はこの画面から調整を投げることができます。以下のような手厚い機能も備わっています。
- 勤務開始・終了時間の設定
- 無視するカレンダーの指定
- キャンセルや別日の提案
- 予定時間の指定(30分MTG、60分MTGなど)
- cal.comオリジナルのビデオ通話サービス
素晴らしいですね。痒い所に手が届く。 ですが、個人的にcal.com真骨頂は
- さまざまなカレンダーサービスと連携して、複数アカウントを束ねられること
にあります。
自分はiCloudのカレンダーで予定を管理しており、それとは別に組織のアカウントが4つほどあります。それらをcal.comにすべて登録しておくと、選んだすべてのカレンダーのイベントを「予定あり」として認識してくれるのです。最高。
なので、MTGを調整したければ自分のcal.comページを共有するだけで完了ってワケ。複数アカウントを持っているフリーランスにこそ使って欲しい。
弱点
そんな革命的なサービスですが、いくつか弱点はあります。(2023年10月現在)
- cal.comを使っている人が複数人いた時、そのメンバー同士での空き状況の照合ができない。
- cal.comを使ってくれないクライアントがいると結局blockイベントを作る必要がある。
- 時間を選ぶ→予定を調整する という流れのため、シンプルに空きがあるか・ないか、を確認する方法がない。
- 「10/1 11:00-12:00, 13:00-14:00」のようなテキスト形式で書き出せない。
特にテキスト書き出しはできたら最高すぎるのですが、サービスの方向性とかポリシー的にできなさそうだなとは思っています。ただ、開発熱量はとても高く(そこも好き)毎回アップデートが楽しみであったりするので気長に待ちます。
というわけで
カレンダーAppにカレンダーをいっぱい作ってる人や、複数組織アカウントを持っている人は、cal.comを使ってみよう!!!無料で使えます!!!!!!!!!
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cal.com